体操の内村航平さん、怪我で途中棄権!

体操の内村航平さん、怪我で途中棄権!その後の状況、日本勢の結果は?

10月2日(日本時間3日)にカナダのモントリオールで開幕された体操の世界選手権、初日の男子予選で日本のエース内村航平選手(28)が競技中に負傷し、無念の途中リタイアをすることになりました。

 

 

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なななんと!日本体操会に激震!内村耕平選手が跳馬の競技中、着地の仕方が悪かったのか足を痛めて その後の競技を棄権することになってしまったって!

 

 

私も動画で観たわ。でも素人目にはそこまで変な着地じゃなかった気がしたけど、終わったあとすぐ足を押さえてうずくまって、相当痛そうに顔を歪めてたのが印象的だったわね 心配。

 

 

 

 

日本体操協会の水鳥寿思男子強化本部長は3日、内村航平(リンガーハット)選手が市内の病院で検査を受け、「左足の前距腓(ぜんきょひ)靱帯の不全断裂で全治2〜3週間」と診断されたと発表しました。

 

骨に異常はないようで、とりあえずはホッと一安心ですね。しかし2009年ロンドンでの世界体操競技選手権から続いていた個人総合での7連覇を逃し、国内外の大会での連勝記録も「40」で途切れました。

 

記録が途切れたのは残念ですがとにかく大事に至らなかったことだけが救いです。 内村選手は日本体操界のエース。しっかり直して次の大会でまたダイナミックな演技を見せて欲しいものです。

 

 

 

前距腓(ぜんきょひ)靱帯の不全断裂とは?

 

 

内村選手を襲った前距腓靱帯の不全断裂とは、どんなケガなのでしょうか。

 

 

 

 

靭帯断裂という言葉は、スポーツ選手のケガとしてよく聞くけど・・前距腓(ぜんきょひ)ってどこの靭帯のことなの?

 

 

 

 

 

そもそも靭帯とは、骨と骨を繋ぎ関節を作る線維の束のことで、腕、肘、膝などに存在して可動域を制限するためにあるもの。つまり変な方向へ腕や肘が行かないようにするためね。

 

そして足首にも複数の靭帯があり、外側にある前距腓靭帯・後距腓靭帯・踵腓靭帯と内側の三角靭帯によってバランス良く動かせるようになってるの。

 

前距腓靭帯とは外側の三本の靭帯のうちの前の部分のこと。

 

 

 

 

だいたい足首をひねる捻挫は 足首を内側にひねった時、その可動域を超えた時に起こるもの。だからこの外側の靭帯を痛める場合がほとんどね。

 

 

あー俺も経験ある!仕事仲間と飲み会行く時、ウキウキ気分で店の前に行ったら、ちょっとの段差に引っかかって足首ぐりん!ってなってしばらくうずくまってた。思い切り声が出たよ。

 

歩道と車道の段差部分を道沿いに歩いててはしっこすぎてひねるヤツ!あれね!読者も経験あるっしょ!ね?あれ辛いよねー。

 

 

 

わかったわかった。必死で味方を募るんじゃないの。 軽い場合は靭帯が伸びただけで済むけど、ひどい場合になると内出血したり靭帯がそれこそ断裂してしまう。

 

内村選手の場合は「不全断裂」らしいので、靭帯の一部が切れてしまった状態ね。全ては切断された状態だと、「完全断裂」になるはずだからね。

 

 

 

じゃー俺のも伸びただけの軽いケガだったんだ。よかった。

 

 

 

 

 

その考え方は危険よ。なぜなら伸びただけだとそのまま何も治療せずほったらかしにすることが多く、その結果「捻挫癖」と言って何度も同じところを捻挫してしまうようになる可能性がある。

 

切れたりしたほうがしっかり縫合し休養も取ろうとするから、回復が早いのよ。むしろ伸びただけの方が帰ってよくないとも言われてるわ。

 

 

 

治療法としては 軽いものなら湿布で抑える程度で済みますが、症状によってはギブスなどをはめ、足首を固定した状態で人体が自然にくっつくのを待つ(骨折等と同じ)方法や、

 

完全に切れた状態となれば手術で切れた部分を縫合する方法があります。

 

内村選手は医者から「手術の必要はない」と言われたらしいので、おそらくはギブスで固定し、安静にして治す方法をとるのでしょう。

 

 

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内村選手が記録を打ち立ててきた体操競技個人総合とは?

 

 

 

体操の個人総合とは、体操競技の総合種目で男子はゆか・つり輪・あん馬・跳馬・平行棒・鉄棒の6種目を1人で行うものです。

 

 

内村選手はリオ五輪後のインタビューで、「6種目通してできるうちは個人総合で勝負したい」とコメントしていましたが、最近は「違う形で東京五輪までやってもいいかもしれないとも思った」と語っています。

 

年齢が上がるにつれ体力の回復が遅くなってきたこともあり、種目を絞って出場する可能性を示唆しているようです。

 

 

 

そういえば昔、「デカスロン」っていう漫画があったな。あれは陸上競技の10種目を一人でやるもんだった。なんにせよ、同じ体操とは言え種目の違う競技で6連覇を達成したこと自体 もはや神だよな。

 

 

 

 

彼の強さの秘密については様々なことが言われてるわね。 子供の頃から親しんだトランポリンで動体視力と並行感覚が養われた。

 

彼は空中で逆さになって飛んでる時でも、自分がどういう位置にいてどのくらい地面と離れているかどういう姿勢になってるかがわかるらしいの。恐ろしい程の空中感覚ね。

 

彼は既に日本体操連盟が認定してる800近い技のほとんを習得していると言われる。

 

でもやっぱり、彼の強さを支えているのは半端ない練習量だと思うわ。 今でも率先して、人の10倍20倍の練習をするそうよ。 だからこそ「緊張もプレッシャーも感じたことがない」というとんでもない言葉が平気で出てくる。

 

単なるビッグマウスなどではなく、「これだけのことをやってきた」という、自信の表れなのよね。

 

 

 

まとめ

 

 

 

内村選手が演技するときに最も重要視していることが「いかに美しく演技するか」だそうです。 メダルの色がどうとかより、自分が満足する演技をすることに重点を置いている。

 

気にしているのは他人の評価ではなく自分自身の評価なのですね。

 

これは以前の記事でも書きましたが、彼の今の成功も子供の頃からやりたいことを集中してやり続けた結果だと思います。 他人の目でなく、自分自身の満足を追求してきたからこそ飽きずに体操を続けてこれたんでしょう。

 

 

戸にもかくにも彼はまだまだ伝説を作れる人物です。無理はする必要はないですが、しっかり怪我を治してまたあのダイナミックで美しい演技が早く見たいものです。

 

 

補足

 

ちなみに内村選手を欠いたまま行われた世界体操の結果ですが、女子床運動で村上茉愛(日体大)選手が日本勢初の金メダルを獲得。日本女子の金メダルは1954年の田中(現姓池田)敬子元選手以来63年ぶり2人目の快挙となりました。

 

男子では跳馬で白井健三(日体大)が初優勝。78年の清水順一以来39年ぶり5人目。今大会で床運動に続いて金メダルを獲得、個人総合銅メダルと合わせて計3個のメダルホルダーとなりました。

 

 

 

 


 
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