ドラマ感想 「先に生まれただけの僕」 第4話 ネタバレあり

さて「先に生まれただけの僕」の感想 第4話です。 

 

 

ただ・・今回少し「辛口」で「否定的」な表現入ってます。 「少し」ね(笑)

 

 

それでも読んでいただけるありがたいお方には感謝しかありません。「こういう意見もあるんだな」というお気持ちでお読みください。

 

 

 スポンサーリンク

 

前回までのあらすじ

 

 

 

 

 

数学教師の及川を事実上クビにしてしまったため、新しい教師が見つかるまで鳴海自身が教壇に立つことになった。

 

 

 

一夜漬けのアクティブ・ラーニングに挑戦するも失敗。 しかし英語教師の島津先生の授業は見事成功し、ようやく鳴海は京明館立て直しの方向性を見たような気がしていた。

 

 

 

 

さーもうどんどんやってかないと終わんないよ! 早くも第4話! いよいよ本格的に経営改善に取り組む時!今日は颯良ちゃんの登場、セリフはあるのか?

 

 

興味は尽きないね!それじゃ行ってみよう!

 

 

 

 

 

・・あたしいるの?

 

 

 

 

 

 

いやいや先生。わからないことはレイコ先生の出番だから。今日もひとつ鋭い解説ヨロシク!

 

 

 

 

 

 

教師が変われば授業も変わる!アクティブ・ラーニングのすすめ

 

 

 

島津先生の授業に手応えを感じた鳴海は、他の授業でもアクティブ・ラーニングができないかと提案。

 

 

 

渋る教師もいたが「偏差値を44から50に上げるには教師自らが魅力的な授業をしてもらわねばならない」 という副校長の押しの一言ですべての授業でアクティブ・ラーニングが取り入れられることになった。

 

 

ただ3年生だけはいきなり変えるとかえって混乱するとの心配から、今までどおりの授業をすることに。

 

 

 

抵抗勢力と言われた三人のベテラン教師以外はやる気を見せ始めるが、しかし真柴にはなにか心に引っかかるものがあった。

 

 

島津のレクチャーで、アクティブ・ラーニングを行うための勉強会が行われ、「アクティブ・ラーニングは『部活』だと思ってください。あくまでプレーするのは生徒。

 

 

 

それを見守るのが教師の役目です。」

 

 

すっかり感化された鳴海は、決まらない数学教師の代わりに、やはり自分も教壇に立つ気になる。

 

 

 

 

前回の授業の成功ですっかりアクティブ・ラーニングこそが解決策なんて話になってるけど、ほんとにそんな簡単なもんなのかな?

 

 

悪いとは言わないけど、こういう「ノリ」が嫌いな生徒もいるだろうし。あまり「これこそ正義」みたいな押しつけはどうかなとも思うよ。

 

 

 

それこそ人それぞれやり方がある。

 

 

 

 

 

 

まあね・・。ドラマだからかなり強引に進めてる部分はあると思うけど。

 

 

ここで少しアクティブ・ラーニングについて話してみましょう。

 

 

 

 

 

最近よく聞くアクティブ・ラーニングとは?

 

 

 

アクティブ・ラーニングとは、その名のとおり 「アクティブ」つまり積極的に「ラーニング」学ぶという意味で、従来の 教師が一方的に講義し、生徒は受け取るだけの授業ではなく

 

 

教師が生徒と、あるいは生徒同士でコミュニケーションをとりながら問題を解いていく、いわゆる「生徒参加型教育」と言っていいもの。

 

 

すでに海外では広く取り入れられ、日本では大学教育において活用されたのが始まり。

 

2012年の文部科学省中央教育審議会での 「新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて〜生涯学び続け、主体的に考える力を育成する大学へ〜」という答申がきっかけでした。

 

 

 

今では大学だけでなく高校、中学、小学校でさえアクティブ・ラーニングという言葉が使われるようになり、積極的に実践している学校も結構あるようです。

 

 

 

ドラマでもあったように、ひとつの問題を多数で議論しあい、正解へと導いていく。

 

 

 

ただの詰め込み教育と違って生徒のやる気を生み出す画期的な指導法という人もいる。

 

 

 

 

 

でもさ、これを是とする人たちってスグ今までの授業を「一方的」とか「受動的」って言うけど、教師が問題出して、生徒を当てて答えさせる指導法自体、参加型教育って言えるんじゃないの?

 

 

生徒が積極的じゃない、ってだけで。我々が受けてきた授業も、みんなそうだったよ。だからみんな、いかに当てられないようにするか、先生から目をそらしたりして、ムダな努力してたよ(笑)

 

 

 

 

確かにみんなで議論したって、積極的でなければアクティブとは言えないのは一緒よね。

 

 

生徒が積極的に問題に取り組むことでコミュニケーション力や授業自体のつまらなさは解消されて、いいことづくめみたいに言われてるけど、やっぱデメリットもあると思うのよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

アクティブ・ラーニングのデメリット

 

 

時間が足りない

 

 

 

やはりひとつのことについて議論し合うため、その分時間がかかる。ドラマでもあったけど、ひとつの問題解くのに30分もかかってたら、カリキュラムどころの騒ぎじゃない。

 

 

 

 

入試向けではない

 

 

議論中心のアクティブ・ラーニングは当たり前だけど入試での答えの導き方とは違ってくる。

 

 

英会話ができるのと英語の入試に強いのとは違うというのと同じ。もちろん「考え方」を学ぶ意味で練習と考えれば悪くはないが。

 

 

 

 

生徒の学力・性格によって「合う」「合わない」がある。

 

 

 

 

必然的に「できない子」に合わせる形になり、「出来る子」の学力向上に遅れが生じる。また積極的に参加したい子はいいとしてそれが苦手な子にも強制してしまうと本末転倒な気もする。

 

 

 

単独で勉強することができなくなる。

 

 

教師の質が問われる

 

 

当然だが従来の詰め込み式と違い、教師は「監督」となって議論をまとめたり収集したり、ただ「知識を教える」以外にも別なスキルが必要になってくる。

 

 

 

ドラマのように一朝一夕にできるものでもない。

 

 

スポンサーリンク

 

 

 

 

 

 

まあそれでも従来型の詰め込み教育よりはいい部分もあって、全部を否定するようなものでもないと思うけど、このドラマのように「これこそ正義!」みたいな描かれ方すると、少し違和感感じるわね。

 

 

 

 

 

 

その気になって「改革案」なるものを提示してきた鳴海に対して加賀谷は相変わらずの否定的な反応。

 

 

見かねた聡子(多部)が「どうして専務がそこまで彼を嫌うのか理解できません」と、専務の前で堂々と抗議。

 

 

その夜、久しぶりに食事をした鳴海と聡子。 そこで鳴海は「やはり気持ちは変わらないと思うから、結婚のこと具体的に考えよう」と言われ、涙ぐむ聡子。

 

 

手探りで始めたアクティブ・ラーニングだったが、概ね成功。教師たちも、生徒のイキイキした反応を見て、手応えを感じているようだった。

 

 

しかし、三年生で弓道部のキャプテンである岡村という女子生徒が、他の生徒と三人で校長室に直談判しに来た。

 

 

「一、二年生は授業が変わって楽しそうにしてるのに私たちは以前と変わらない授業でつまらない。私たち三年生はどうでもいいのか」

 

 

どうやら急な変更と自分たちだけがのけものにされているような疎外感を感じてるようだった。

 

 

真柴は、「私が感じてた懸念はこれだったんだ」と気づく。

 

 

 

 

なんか方向が違ってる気が・・(笑)。 アクティブ・ラーニングそのものへの懸念じゃなく 三年生がイジケてるって話?

 

 

そんなふうに思うかなあ。まあ思う奴はいるかもしれないけど11月だろ。 そんなのやってられないって思うやつの方が多いと思うなあ。

 

 

 

保護者もいきなりそんなんやられたら困ると思うし。

 

 

 

ちょっと無理矢理感は否めないわね(笑)。

 

 

 

 

あんなちょっとの勉強会だけで教師たちができるようになるのも・・まあこの辺はドラマだから仕方ないとこかもしれないけど。

 

 

 

俺はそういう「甘え」は嫌だっ!このドラマの欠点はやっぱり、視野を広げすぎて誰に感情移入していいのかわからない部分にあると思う。

 

 

そしてなにより、生徒たちのキャラがぼやけてる。 あの岡村って生徒ももっとどういうキャラなのかはっきりさせればいいと思うのに。

 

 

 

要するに皆が皆、何を考えてるのかわからないキャラが多いと思うんだよなあ。

 

 

 

あの加賀谷って専務にしても、ただ怒ってるだけで「有能」な感じが全くしないしね(笑)。なせ鳴海をそこまで嫌うのか、彼をどうしたいのかわからない。

 

 

 

あとでわかるのかもしれないけど、正直もっと能力もちゃんとあって怖い人かと思ってた。それが今のとこ残念ながら全く見えないんだよな。

 

 

 

 

 

文句ばっかりになってるわよ。「批判だけならアホでもできる」があんたの口癖だったはずでしょ。

 

 

 

 

 

いやわかってる。いいとこもきっとあるはずだから何とかして探したいんだけどね。

 

 

今んとこ残念ながらこれっていう部分がないんだよなあ。颯良ちゃん成分が足りないせいかもしれない。あえて言うならこの回ははっきり言って多部ちゃん回なのかな。

 

 

 

多部ちゃんの可愛さ、カッコよさ、可憐さが満載だった。 まさに「旬」の女優って感じだったね。

 

 

 

 

最近ようやく気づいたけど、 このドラマのターゲットは間違いなく「オッサン」だわよね(笑)。学園ドラマって言うから学生向けなのかと思ったら・・まあ学生も観てるかもしれないけど、大人たちに見てもらいたがってる気がするわね。

 

 

まあ、蒼井優に多部未華子、保健の先生に井川遥ってあたりで気づくことだけどね(笑)。 視聴率がイマイチなのも、分かる気がする。 

 

 

 

 

 

野球部の三年生のシゴキがきつくなって下級生が怪我をするなど、明らかに悪影響が出てきたことで鳴海は体育館に三年生を集め、今回の急な変更、そしてみんなに誤解や不安を与えてしまったことを正直に頭を下げて謝った。

 

 

 

しかしそれでも、「こんな理不尽に思えるようなことは、世の中にはたくさんある。泣いてわめいたところで解決しない。

 

 

 

そして、君たちがいくら頑張っても、今のレベルで将来が約束されるような大学に行けることはない。

 

 

 

だからこそ、これからの時間を大切に、そして自分自身の人間力を磨いて欲しい。」

 

 

 

と熱く説いて聞かせた。 だがその後ろには、鋭い目で鳴海を見る加賀谷の姿があった。

 

 

 

 

いやー最後のシーン、長かったなー。 いや頑張ったとは思うけど。

 

 

 

 

 

前回の時も思ったけど、生徒は結構問題起こすわりに物分りが良すぎるってのも率直な感想ね。 

 

 

結局なんだかんだうまくいってる感じが少し物足りなさを生むのかも。

 

 

 

ただなるみん自体の言ってることは間違ってはないから、少し見直した感はあるわ。最初はどんな軟弱男かと思ったけど。

 

 

 

それをあの真柴先生も感じてるみたいね。

 

 

 

 

 

 

まとめ感想

 

 

やっぱり最初の心配通り、人を出しすぎて一つのポイントに絞れなくなってる気がします。でも肝心な「学校全体の意識改革」に関してはもっとじっくりやってほしいと思うのはもう「ドラマの見方」として古いのでしょうか。

 

 

要はこのドラマの目的が「経営改善」という、実際にはあまりすぐに結果が出ないものを目標にしちゃってるのに、意外に簡単に結果が出ちゃってる(笑)のと、

 

 

学園ものなのに生徒メインじゃなく敵があの「加賀谷」って専務になってるから、学校での出来事がただの1エピソードに過ぎず、ドラマとして薄まってしまってる感じがする。

 

 

あと、一番肝心なのは、「改善への方法論」に対して論理的に反対できるキャラクターがいない。これが致命的だと思うんですよね。反対してる人たちはただ「感情」で反対してるだけだから・・。鳴海のことがただ単に嫌いとか、今までのやり方を変えたくないとか。

 

 

その意味でも加賀谷には期待してたんですけどね・・。

 

 

大人も見ているドラマなのに「論理」で対抗するキャラがいないせいでどうも子供だましに見えてしまうんです。

 

いやまた文句ばかりになってしまった。でもまだ期待してますよ。ただの感動ストーリーで終わらず生徒に現実をきちんと見せる教育法は決して嫌いじゃないから。

 

 

なんか最終回がちょっと見えた気もしますが・・まだまだ!

 

 

 

 

 

 

やっぱ颯良ちゃん成分が根本的に足りない。

 

 

そうすればもう少し好きになれるのに。

 

 

 

プリーズ!もっと颯良ちゃんを!

 

 

 


 
TOP サイトマップ プロフィール プライバシーポリシー