自分の中の「怒り」を操る アンガーマネジメント?なにそれ美味しいの?

自分の中の「怒り」を操る アンガーマネジメント?なにそれ美味しいの?

前回の記事では相手からの怒りを被った場合の対処法について考えましたが、今回は自分自身がふとしたきっかけで「怒り」が我慢できなかったり

 

爆発しそうになった時のコントロール法を考えてみたいと思います。

 

 

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怒ることは悪いことか。

 

 

人はなぜ怒るのか。 なんか大げさになりましたが、怒るという感情自体はそもそも自分を危険から守るためにある感情で、それ自体は悪いことではありません。

 

危険とは物理的なものばかりでなく、心理的なこともそうです。不愉快なこと、納得いかないことは自分のメンタルにも悪影響を与えるので、

 

それを防ぐ、あるいは対抗して自分を守るために人は「怒る」のです。

 

ただその「怒り」のコントロールを間違えると、前の記事のようにとんでもない悲劇に見舞われることもあります。

 

 

そういう意味では俺もコントロールできてるとは言えないなあ〜。そもそも口下手っていうのもあって、怒ったとしてもすぐそれをうまく口にできない。

 

上手に怒れる人が羨ましくもあるよ。

 

 

 

上手にね(笑)確かにそういう人いるわね 怒り慣れてる人とか。 で、あんたはどうやって怒るの?

 

 

 

何もしないよ。何も言えないから。ほとんど泣き寝入りだね。だから溜め込んでしまう。

 

俺みたいのが、実は一番怖いかもね。

 

 

 

こわっ。 あまり強く言えなくなるじゃないの。

 

 

 

いやレイコ先生に叱られるのはむしろご褒美だから。

 

 

 

そっちのほうがコワいわ。

 

 

 

 

怒りの正体を知る

 

アメリカの臨床心理学博士トマス・ゴードンによると、人間の心・感情の動き方には2段階あって、「怒り」の感情は第2感情と呼ぶらしいです。

 

トマス・ゴードン

 

つまり「怒り」が生じる前にその原因となるような「第1感情」があって、それが第2感情へ移行することで「怒り」が生じると。

 

たとえば朝、自分の体調がすぐれない。そんな状態でもどうしても行かなければならない場所・済まさねばならない用事がある。

 

そういう時に人は「不安」や「緊張」状態になる。これが第1感情。そのままその場所へ行った時、さらに別の用事を頼まれた。あるいは来ると約束してた相手が遅刻したり、来なかったりした。

 

そうすると今度は「よりによってこんな時に」とか「俺がこんな辛い思いしながらも頑張って来てるのに」という感情に移る。これが第2感情、「怒り」へとつながる。

 

だから、この「第1感情に気付けるかどうかが怒りをコントロールする「カギ」となります。

 

まずは自分の体調の悪さが不安の原因になってるわけだから、その不安をまず取り除くことが先決。相手に感情をぶつけても相手がその通りしてくれるとは限りません。

 

相手の怒りにも火をつけ、売り言葉に買い言葉、収集のつかない状況になる可能性もあります。

 

相手の感情はコントロールできません。自分の感情をコントロールすることのフォーカスしたほうが、より効率的と言えるのです。

 

 

 

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でもなー。そんな簡単にいかないよ。やっぱ「怒り」ってのは自然に湧いてくる感情だし。悟りを開いたお坊さんじゃないんだから一般人には無理だよね。

 

 

 

そういう人のために今は 「アンガーマネジメント」というプログラムがあるのよ。

 

 

 

アンガーマネジメントとは

 

1980年代にアメリカで始まった「怒り」をまさにマネージメント(コントロール)する方法論。

 

その後 犯罪者の矯正やスポーツなどでのメンタルトレーニングとして広まっていった。

 

日本でも学校教育として実践しているところもあります。

一般社団法人 日本アンガーマネジメント協会

 

 

 

テクニックとして 「怒りのピークは6秒間なのでその間だけでもなんとかやり過ごす」とか、「怒りを数値化して、0から100までのうち、今の怒りはどのくらいかを判断、あまりに低い時は怒る必要なしとすることができる」など

 

具体的なやり方で訓練する方法なのよ。

 

 

 

6秒?そんなので忘れるくらいなら苦労しないよ!最初に言ったろ。俺は怒りを溜め込む派だから、いつまでもブスブスと不完全燃焼でくすぶり続けるんだよ。

 

 

 

だから怖いっての。

 

 

 

 

 

 

自分で言うのもなんですが私は割と生真面目なほうで出来もしないのに完璧主義者的なところがあります。

 

そしてそれを、他人にも求めてしまう傾向が。

 

何事にも「こうあるべき」という意識が結構強く、他人がそれをしなかった時にとてつもない不快感に襲われたりします。

 

しかしそれを面と向かっていう勇気もそもそも筋合いもない場合、心に不快な思いだけが溜まってしまうことが、よくあります。

 

 

 

 

でも少し気づいてる部分あるのは、自分の心の狭さ。 ちょっと物事が思い通りに行かないとどうしても他人のしてることに対する許容範囲が狭くなってすぐカッとなったりしてしまう。直さなきゃとは思ってるんですけどね。

 

 

まあでもそういうのは誰にでもあるものだからね。実社会だと軽はずみな行動は自分にも降りかかってくるけど、特に怒りのコントロールができてないって思うのはやっぱりネットの掲示板などの書き込みね。

 

あれは匿名性が悪い方に作用して、自分だとわからないのをいいことにとても言葉が暴力的になったり、それがきっかけで事件になったりもするケースがある。

 

 

 

ただでさえ言葉だけのやりとりって、感情が伝わりにくいから直接的な表現になって冷たい印象与えたりするのに、他人同士ならなおさらだね。

 

 

 

怒りというものは、要はその人の「こうであってほしい」という願望が変化した形だけど 訴える側も受け取る側もそこに「少しでいいから「遊び」のようなもの、

 

自分の考えだけが正しいわけじゃない という「多様性の受諾」っていうのが一番のポイントなのよね。

 

 

 


 
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