自分ではどうにもならないパニック障害の症状・・治療と対策は?

前回の続きです。 初めて経験した「パニック障害」という病気。実はパニック障害は健康な人100人に1人から2人はかかる病気と言われています。さほど珍しくないということです。

 

自らの経験からもしあなたがかかってしまった時どうすればよいか参考意見として聞いていただければと思います。

 

 

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速攻でネットで調べて、どうやらこれは「パニック障害」という病気らしいことがわかった。こういうと時ネットがあってよかったと思うよ。他の人も経験ないし、説明のしようがないから、自分でもわけわかんなくなってたから。心臓の病気じゃないかとか本気で疑ったもん。

 

いろいろ調べていくうちに、病気のことがいろいろわかってきた。

 

パニック障害は心の病気ではない?

 

パニック発作が起きるのは突然で、しかも実際体に変調があるわけではないから一見「心の病気」 精神的なものだと思われるかもしれませんが違います。

 

あえて言うなら「脳の病気」です。
人間には危険から身を守るため、危機を感じると不安になったり行動を起こすために緊張したりする機能が初めから備わっていて、当然それは「脳」から指令が入る。

 

パニック障害は、その「脳」からの指令が「誤作動」を起こしている状態なんです。

 

 

脳内で分泌される
「ノルアドレナリン(不安や緊張を生み出す物質 青斑核・視床下部で作られる」と
「セロトニン」(不安を解消する物質 大脳辺緑系)
のバランスが崩れ、脳から間違った情報が伝達されることによって不安を感じる必要のないところでも極度の不安、恐怖を感じてしまう。

 

はっきりと解明されたわけではありませんが、これが「パニック障害」のメカニズムと言われています。

 

ただ、脳からの指令の誤差動が原因だからといって、脳神経外科などに頼んでも直してくれません。診察を受けるのは「心療内科」というところです。自分の体の神経回路の誤作動が原因なので、心療内科の先生と相談しながら自分で治すしかないのです。

 

心療内科という言葉に抵抗を感じる人がいるかもしれませんが、現代はストレス社会。うつ病などが有名なように普通の人でも普通に病気になったりしますので結構受診されてる方は多いです。

 

恥ずかしがらずにおかしいと思ったら専門家の診察を受けましょう。

 

 

 

発作が起きた時の対処法、そして治療方法は?

 

 

先生に相談していく中で、パニック障害は「薬」と「行動療法」の二つを併用して治すものだとわかった。

 

 

 

行動療法?

 

 

 

 

つまり自分で出来る範囲のところから「大丈夫、危険はない」というシグナルを逆に体から頭に送りつけ、過敏に反応しないように「慣れさせていく」ってことね。

 

 

認知行動療法

 

まず最初は「各駅電車」にも乗れなくなっていて苦しかったけど、医者から処方された安定剤を飲んで、まずひと駅我慢するところから始めました。

 

普通の人には信じられないかもしれませんが、電車で「隣の駅」に行くことがもうパニック障害の人にとってはおおごと。とにかく頭の中で歌を歌ったり気を紛らわしたりしてなんとかひと駅耐え、それができたら今度はふた駅と、だんだん慣れさせていく。

 

ここで大事なのは、決して無理をしないこと。無理をするときはお医者さんに相談してください。ある程度出来たら次のステップに進むための挑戦は必要だけど、かえって逆効果になって「やっぱりダメだった」という「負のイメージ」を植え付けてしまっては意味がないですからね。</span>

 

 

 

自分がやったことは、

 

「好きな本を読む」「音楽を聴く」「紙に手書きで『大丈夫、何も起こらない、何も問題ない』と書き、それを握り締め何かあればそれを頭の中で何度も唱える。」など。

 

あと、行きつけの医者や美容師さんには、思い切って打ち明けてみるのもいい。別にそんなことで嫌がる人はいないし、もしいたらそんなとこやめればいいだけ。

 

理解してもらってるという意識だけでもだいぶ違うから

 

 

 

最近は芸能人でも堂本剛さんとか芸人さんの中川家のお兄さんとか、スポーツ選手でもカミングアウトしてるし、「パニック障害」という病気自体も知れ渡ってきたから以前よりは理解も進んでるかもね。

 

 

 

でもまだまだ はっきりと体に異変や数値として現れるもんじゃないから、「ただの気の持ちようだろ」とか「甘えてるだけだ」などと、心無い いい加減な事を言う奴もいる。うつ病もそうだけど、周りの理解も治療においての重要項目だよ。

 

 

 

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薬物療法

 

 

認知行動療法は、処方された薬物を飲みながら行う場合が多い。

 

 

パニック障害に効く「薬」とは? 副作用は?

 

パニック障害の患者に処方される薬には様々なものがあります。担当の医者と相談し、自分にあったものを適切に服用するようにしましょう。

 

抗うつ剤  SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)

 

うつ病に効果的と言われるSSRIは、パニック障害にも効くと言われ、服用している患者も多い。少なくなったセロトニンを選択的に増やす薬。「阻害薬」と書いてあるからややこしいが、要するにセロトニンは神経細胞から放出され、受容体と結合して作用するものですが、その不具合によって受容体と結合せず、セロトニンが元の神経細胞へ戻ろうとする。そこで戻らないように神経細胞に蓋をする、だから「再取り込み阻害」となる。したがってセロトニンを「増やす」というより」「無駄にさせない」が正しいかも?

 

 

商品名 デプロメール パキシル  など。

 

抗不安剤 

 

ベンゾジアゼピン系薬剤で、こちらの薬の特徴はなんといっても即効性。 抗うつ剤が飲んでも数日たたないと効果がないのに対して、こちらの抗不安剤は飲んで約15分から20分で効果が出る。

 

従ってこれから電車に乗るとか、美容院に行くとか 直前に飲んで不安を解消することができる、頓服薬として使用する人が多い。

 

 

商品名  ワイパックス ソラナックス デパス  など。

 

 

 

俺が処方されたのもこの「抗不安剤」 と呼ばれるソラナックス。

 

そのあと「メデポリン」に変わったけどこれはソラナックスのジェネリック医薬品で、効果は同じもの。

 

服用して数十分で ふわ〜っとした安心感に包まれ、緊張感が和らぐ。これをはじめは一錠飲み、それで大丈夫なら 半錠と、少しづつ減らしていき、飲まなくても大丈夫になれば完璧だ。

 

 

なるほどね。でも副作用はないの?

 

 

 

多少あるよ。基本的にベンゾジアゼピン系抗不安薬の副作用としてあげられるのは眠気、ふらつき、依存症。

 

まあ睡眠薬や筋弛緩剤としても処方されるので眠気やふらつきは当然出てくる。だから車を運転する前は飲んじゃダメだし、や高齢者は転んだりしないよう気をつけることだね。あとは 飲み続けることで「これがないと不安」になる「依存性」の問題。

 

これも医師と相談しながら段々と減らしていくことでなくしていくしかない。 俺が処方されたメデポリンなどは効き目はしっかりしてるのに割と副作用としては中度なので、これで大丈夫な人は飲むといいと思うよ。あくまでお医者さんと相談してね。

 

 

まとめ

 

100人に1人か2人がかかると言われる「パニック障害」。今でこそ少しは認知されては来ましたが、初めてなった時は驚きます。

 

はっきり言って「パニック障害」が原因で死ぬことはありません

 

しかし当人にしてみると本当に「死ぬんじゃないか」という恐怖に襲われますし、発作がないときでも電車が乗れなかったりして仕事に影響が出ると、「クビになるかも知れない」という不安がつきまといます。

 

そこから「うつ病」を発症し、最悪の場合「自殺」という結果を生んでしまうかもしれません

 

もう一度言います。「パニック障害」が原因で死ぬことはありません。発作が起きたとしても数分で収まりますし、 医者と相談すれば適切な治療が受けられます。

 

「パニック障害」かな?と少しでも思ったら、迷わず心療内科を受診してください。今の心療内科は進歩してて、清潔で看護師さんたちもやさしいし 

 

抵抗感がある人が持つ「精神病院」的な暗さはありません。

 

病気にかかったとしても慌てず騒がず、早めに治療を開始することが何よりも肝心です。

 

 

 

けど、今日は珍しく俺が「先生」みたいだったね。レイコ先生の知らないことを俺が知ってるって・・なんとなく優越感。

 

ほらレイコ。もっと教えて欲しいか?ホレホレ。

 

 

 

 


 
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