突然ですが・・私は「パニック障害」です。 誰もがなる可能性あり。 治療法は?

突然ですが・・私は「パニック障害」です。 誰もがなる可能性あり。 治療法は?

大げさなカミングアウトみたいなってますが・・

 

無名のブロガーがやっても意味なしww

 

まあでも一応ここらで少し私自身の事を語っておきたいなと思います。同じ病気で苦しんでる方に共感していただき、ともに戦う勇気を。

 

 

関係ない方も、いつ誰がなってもおかしくない病気なので、予防は無理でも「なってしまった時の対処法」など参考になれば。

 

 

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パニック障害とは?

 

突然、原因のあるないにかかわらず動悸が激しくなったり、強い恐怖や不安を感じ、めまいや息切れ、ひどい場合になると「死ぬかも知れない」などの強い恐怖に襲われる病気。
この症状は「パニック発作」と呼ばれ、何度も同じ症状を繰り返すたびに、だんだんその発作が起こるかも知れないという「予期不安」や、なにか原因があった場合にその原因と似たような場所に行くことができなくなる「広場恐怖」へと悪化していきます。

 

特に発作が起こったとしても逃げられない状況や周りに人がいる場合などに「発作を見られると恥ずかしい」事への不安で症状はより悪化し、最終的には「うつ病」を発症したりするケースがあります。

 

私がパニック障害になってしまったのは今から10年前。仕事場へ出勤途中の電車の中。 フリーランスの私は仕事場もいろいろ。その日の仕事は割と遠いところにあったため朝早く起きて中央線の駅へ向かいました。
中央線で新宿まで行き、そこから渋谷を通って品川へ。いわば朝の通勤の中では最も混むと言われているような路線です。
その日もいつもどおりの「鬼通勤ラッシュ」でしたが、まだその時は自分がパニック障害になるとは思ってもいなかったためなんの心配もなく私は満員の電車に乗り込んでいました。

 

ですが、その日はいつものラッシュに加えて、直前に線路内で事故があったか車両故障だったか原因は忘れましたが要するに電車が時間通りに動かず、ダイヤが大幅に乱れていたのでした。

 

 

 

 

 

思い出すなあ・・流石に新宿あたりで結構混んでて「今日はいつにもましてすごいな・・」と思ってた。

 

ひと駅進むたびに長いあいだ停車するもんだから「これ以上は無理!」って状態なのに更に乗ろうとする人がいてちょっと気分悪くなって恵比寿あたりで降りたんだよ。

 

 

 

でもまだその時は体調的には問題なかったんでしょ?

 

 

 

 

そう。少し休んだものの、出勤時間が迫ってたし、とりあえず乗ってりゃ進むだろうと思って無理やり人並みに乗って乗り込んだ。社内は完全寿司詰め状態。

 

ドアとドアの真ん中あたりで、周りを大男たちに囲まれ全く身動きとれず、膝を軽く曲げることも、下ろした腕を上げることもできない。酸欠で息苦しささえ覚える状況。

 

それでもなんとか五反田を過ぎ、大崎を出発して品川まであと少しのところで大事件が起きたんだ。

 

 

 

な、何っ?何が起きたの?

 

 

 

 

 

電車が駅と駅の間で立ち往生したんだよ。

 

 

 

 

ガクッ 何それ。 大したことじゃないじゃん。

 

 

 

 

俺もその時はそう思ったよ。今までも満員電車で立ち往生なんて経験あるし、はじめはなんとも思ってなかったんだよ。

 

ところが・・。

 

 

 

いつまでも動かない電車・・そのうち自分の体に異変が・・。

 

 

一分・・二分・・身動き取れないすし詰めのまま、いつ動くともしれない電車・・。アナウンスでは「前の車両が詰まってる。もう少しお待ちを。」の一点張り。

 

そのうち、自分の体が、異様な感覚に包まれていくのがわかりました。  なんていうのでしょう・・得体の知れない恐怖感というか、体の奥底から沸き上がってくる恐怖に、声を上げそうになるくらい。
何が怖いのかと言われてもよくわからないのです。身動きの取れないことへの恐怖なのか、もともと軽い閉所恐怖症だったのですが、それがもう100倍近くに数値が上がったような

 

まさに「おかしく」なりそうでした。必死で頭の中で気を紛らわそうと、歌を頭の中で歌ったり、違う事を考えようとしましたが無理でした。

 

 

今思い出してもゾクゾクっと足から震えが来るよ・・。本当に言葉は悪いけど「気が狂いそう」だった。

 

 

 

 

まさしく「なった人」じゃないとわからない辛さよね。

 

 

 

冷や汗は出るわ 息苦しいわ 今すぐここから逃げたい でも逃げられない マジであと5分あのままだったら大声で叫んでたと思うわ。でもどうにもならない。まさにパニック。

 

実際電車が止まってた時間はそんな大した時間じゃないと思うよ。ほんとに5、6分だったと思う。 けど、最初から5、6分だとわかってて待つのと、いつ動くかわからないまま待つ5分って、天地ほどの差があるよ。

 

永遠に続くかと思ったもん。

 

 

 

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しばらくして電車が動き、ホームに出てからは、もう今すぐにでも倒れ込みたい気持ちでした。 階段上がってホールみたいなところにあるベンチに、まさに倒れこむように人目もはばからず寝転がりました。
傍目にはさぞ病人に見えたかもしれません。しかし別に体調が悪くなってるわけでも病気になったわけでもありません。(パニック障害のここが辛いとこです。体には全く異常がないのです。本当に精神的な問題なので他人には理解してもらいづらいのです。)

 

しばらく休んだあと、それでも仕事の時間が迫っていたので気を取り直し、品川から京浜急行に乗り換えて無事仕事場へつきました。 京浜急行は空いていたので割と乗りやすかったのです。

 

しかし、それからが地獄でした・・。

 

 

何が起こっても逃げられないという感覚が引き起こす広場恐怖とは

 

 

仕事場からの帰りはまだ大丈夫だった。 でもそのあとしばらく電車に乗る機会がなく久しぶりに乗った電車の中で、異変が起きたんだ。

 

別にその電車は混んでる訳ではなく席に余裕のある状況だったにも関わらず、乗ってる途中にまたあの「嫌な感じ」が襲ってきて、慌てて電車を降りるハメに。

 

それから後、何度も乗り直そうとしたけどダメだった。 密閉された空間というのがもうダメで、乗る前から、怖くて怖くて仕方ない。一番ひどい時は各駅停車で次の駅に行くだけができなくなっていた。

 

そのせいで仕事に行けなくなったり遠い距離を歩かないといけなくなったんだ。

 

 

 

フリーの仕事だとなかなか休めないし、行く場所も限られてきて大変よね。

 

 

 

 

それからというもの、今まで出来ていたことがどんどんできなくなっていったんだ。

 

 

 

エレベーターに乗る。・・・・  ドアが閉まった途端のあの恐怖・・もしこのままエレベーターが止まってしまったらと思うと乗り込めなくなる。 

 

美容院に行く。・・・・ 髪を切ってもらってる間は逃げられない。ケープをかけられ、首を占められた時の圧迫感。

 

歯医者に行く。・・・・これも治療終わるまで逃げられないことへの恐怖。

 

どれも普通の人からすると なんで?と言われるようなことです。私もそれまでは普通に行なっていたこと。でも、普通に行なっていたことができなくなる病気、

 

それが「パニック障害」なのです。

 

 

 

 

一番ひどい時は 街中で人ごみの中にいること自体が苦痛になった。そのうちほんの些細なことが気になって仕方なくなり、呼吸をすることさえ苦痛だと感じるようになった。

 

 

 

 

呼吸も? それじゃ生きていくことすらできないじゃない。

 

 

 

そう。まさにそう思った。  自分はもう生きていくこともできないと。  ただこのパニック障害ってやつは、後でわかったことだけど その恐怖感は、ずっと続くわけじゃない。通常は2,3分から5分、長くても10分もあればおさまって落ち着いたりする。

 

だからその間我慢すればいいのだけど、人前だとこれができない。  とにかく体の中から沸き上がってくる恐怖を、人がいて密閉された空間で味わうともう耐えられないんだ。

 

 

 

要するに神経がやたら過敏になって、危険でない状態の時でも危険な「ような」感じがしてそのシグナルを出すらしいのよね。

 

人間には危険を察知してそれを回避するような神経回路があるんだけど、それが「誤作動」を起こしてその必要もないのにサインを出してしまうのね。

 

それでどうしたの?

 

 

速攻でネットで調べて、どうやらこれは「パニック障害」という病気らしいことがわかった。こういうときネットがあってよかったと思うよ。他の人も経験ないし、説明のしようがないから、自分でもわけわかんなくなってたから。

 

いろいろ調べていくうちに、薬と「行動療法」の二つを併用して治すものだとわかった。

 

 

ただそこからがまた長い道のりだったよ。

 

 

自分ではどうにもならないパニック障害の症状・・治療と対策は?     に続く

 

 

 

 


 
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