酷暑を乗り切る方法!そして 熱中症対策におすすめの経口補水液とは?
みなさんも熱中症対策はされてると思いますが、
ここでもう一度今からでもできる対策をおさらいしてみましょう。
熱中症とは?
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夏にいわゆる気温が高い状態が続くと、人間の体は体温を下げるためたくさん汗をかくことになります。
適度の発汗ならいいのですが、かきすぎると体の水分や塩分が失われていき、そのうえ湿度が高いとかいた汗が蒸発せず、体の中にこもってしまいます。
体温を下げるために出たはずの汗が放出されないと熱がいつまでも体内に残ることになり、結果体調を崩すことになります。
これが「熱中症」です。
そうそう。別に、何かに熱中することで起こる病気じゃないのよ。
んなことくらいわかるわ!
症状としては、めまい、吐き気、嘔吐、湿疹、痙攣、意識障害など。
今年もたくさんの人が熱中症で倒れて救急車で運ばれるという痛ましいニュースが報道されていたわ。
熱中症が厄介なのは外にいるからなる病気じゃないってこと。家の中にいてもかかってしまうことも。
特に鉄筋コンクリートで作られたマンションなどは夜になっても気温が下がらず熱がこもりやすい。 エアコンをつけるのはもちろん、たまに窓を開けて風通しをよくするのも予防対策として必要ね。
昔は電気代がもったいないからって夏でもエアコンつけないで過ごしてたりしてたな。よく熱中症にならなかったもんだ。
若くて体温調節がちゃんとできるうちはいいけど年取ったり乳幼児なんかは自分の体だけで調節は難しくなるからやっぱり頼るところは頼らないとね。
一日24時間エアコンつけっぱなしでも、電気代は6畳用エアコンで一日約310円前後、8畳用エアコンで約360円前後と言われてるわ。エアコン自体の消費電力や設定温度にもよるけど、300円〜400円で熱中症が防げるなら安いもんでしょ。
熱中症を防ぐ対策としてはもちろん水分補給が大事ですが、
だからといって水をがぶ飲みすると、汗が大量に出て電解質不足になりかえって深刻な熱中症になる可能性があるので注意が必要です。
人間が一日に飲むべき水分量とは?
一般的に、人間が通常の日常生活を行っていると仮定した時、必要な水分量は1.5〜2.5リットルと言われています。
排尿や排便、汗による放出、呼吸などでも水分は失われるのですが、それがだいたいそのくらいの量なのでちょうど失った分を吸収する感覚です(当然スポーツや特別な肉体労働などをした場合はそれ以上必要です。)
ただ、普通に食事をすれば食事の中に約1リットルの水が含まれており、かつ体内の新陳代謝によって生まれる水分もあるので、純粋に水をそれだけ飲むというのでなく、
約1〜2リットルの水をこまめに取る(コップ一杯の水を数回に分けるなど)のがいいそうです。
なるほどー。俺コーヒー好きだからコーヒーで水分補給しよ。 コーヒーをこまめに飲めばいいよね。
残念ながらコーヒーでは水分補給にはならないわよ。
コーヒーにはカフェインが入っているからね。 カフェインには利尿作用があって、せっかく取った水分を尿で出してしまうから。
お茶とかでも、カフェインを含んだ緑茶とかも水分補給には向いてない。 同じお茶ならカフェインの入ってない麦茶、昆布茶、ハーブティーなどがいいわよ。
ただ、お水や麦茶を飲むのもいいですが、もっとおすすめの飲料があります。
人間の体が水分を吸収するとき、最も吸収しやすい3要素というのがあって、
温度・・・・・・・・5℃〜15℃、塩分濃度・・・・0.1〜1.3%、糖分濃度・・・・1.0〜3.0%
これらを最も満たしているのが「経口補水液 」という飲料です。
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経口補水液とは?
あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、WHOが推奨している、熱中症対策に最も適した飲料です。
ブドウ糖と食塩を混合させて水に溶かした液体で、「飲む点滴」とも言われています。
実際、発展途上国などでは点滴などの医療設備が整ってないところもあるため、この経口補水液を配布し治療に使っています。
ドラッグストアで市販されてますし、通販でも売ってます。これを少しずつこまめに取るようにするといいでしょう。
経口補水液がなければ、スポーツドリンクなどを薄め、梅干しなどの塩分を取れるものと一緒に飲めばいいでしょう。
経口補水液に対する誤解と注意
そっかー。よし、俺も暑さを乗り切るために経口補水液をまとめ買いして毎日飲みまくるぞ!
と思ったそこのあなた。それじゃ、ここの管理人と同じレベルになっちゃうわよ。
にゃ、にゃにおう?
ドラッグストアで市販され、TVCMでも宣伝されているため、経口補水液を誤解している人が多いという話よ。
実際喉が渇いたからとこの経口補水液をがぶ飲みして、逆に脱水症状と下痢を引き起こして病院に担ぎ込まれる人もいるみたい。
スポーツドリンクとは違う?
例えばポカリスエットなどのスポーツドリンクは、運動などで失われた水分や電解質をすばやく補給するため開発されたもの。
そのために経口補水駅より電解質の濃度は薄く、代わりに糖分濃度が高い。
だから飲めば甘くて美味しいし、グビグビ飲んでも大丈夫です(もちろん程度問題)。
経口補水液はあくまで経度から中度の熱中症、脱水症状を引き起こしている人向けに作られているので、健康な人が飲むには塩分が高く、逆に脱水症状を引き起こす危険性があるのです。
健康な人が飲んでもいいけど、その場合はお医者さんの指示に従って、あくまで水分をきちんと取った上で補助程度にチビチビ飲むくらいがいいみたい。
実際飲んでみたけど、確かに経口補水液の方はしょっぱくて少し飲みにくい。 飲みやすさを重視したスポーツドリンクとは違ってまさしく急を要する人への「お薬」「点滴」のような感じね。
でも、実際脱水症状を起こしている人は、そのしょっぱさを感じないみたい。
へー、じゃ、喉が渇いた時に自分が脱水状態にあるのかどうなのか、調べるいいバロメーターなのかもね。
まとめ
熱中症に対する予防・対策としてはやはり
こまめに水分を摂る きちんと休息を取る バランスのいい食事と睡眠に心がける が一番のようですね。
その上でもし脱水症状や熱中症の症状が感じられたら「経口補水液」を飲むのが有効とされているようです。
ただしきちんと専門家の指示に従うことが大事。ボトルにも次のように書かれています。
医師から脱水症状時の食事療法として指示された場合に限りお飲みください。医師、看護師、薬剤師、管理栄養士の指導に従ってお飲みください。
なんにせよ、健康が一番ですから、少しでも異変を感じたらすぐお医者さんへ。指示に従って、酷暑を乗り越えて楽しい夏にしていきましょう。